予算特別委員会が始まりました

March 6, 2025

予算特別委員会が始まりました。
私は以下、自民党の意見を代表して総括質疑を担当致しました。

・財政について
・都区財政調整について
・給付金支給の遅れについて
・1次救急診療所の課題について

・火災予防についてこの中で、サージキャパシティの観点から1次救急診療所、「世田谷区医師会付属烏山診療所」の課題についてご紹介します。
こちらでは、土日、祝日、夜間の救急診療として診察を受けることができます。

この烏山診療所がコロナ禍を経て、改めて「狭い、換気不良、感染者と非感染者の動線が分離できない」などの課題が浮き彫りとなっています。
さらに、1次診療所の機能として次にパンデミックが発生したら「もう乗り切れない」と医師会の先生方も苦慮している状況、喫緊の課題です。

具体的には烏山診療所は烏山総合支所の地下にあり、車利用の方は駐車場から診療所に入れますが、普通は急な階段しかアクセスできません。
診療所は、延べ床面積25平方メートル(1kのワンルームマンション程度)。

共用部分の待合室は臨時にパーテーションで区切り、ここにはエアコンもありません。
15人程度で満席なってしまいます。

事務室、薬局が一体でPCの置き場や調剤スペースが狭く、診療スペースもわずか1.5畳分。イスと机、診察台がありますからドアの開閉もままならない状況。とにかく狭い!

この烏山診療所で昨年末までの1年間に1666人が受診しましたが、特に、年末のインフルエンザが流行した時には、100人以上の患者さんが押し寄せ大変な状況下で医師会の先生方が診療していたということが想像されます。

今後、移転も含めて、民間の賃貸物件の活用も検討すること。移転が難しければ、まずは動線の確保、アクセス方法なども検討して頂きたいと思います。
現在、土日夜間はセキュリティーの問題などで支所は開いておりませんので、エレベーターは使用できない状況です。
このエレベーターが使用できればベビーカーや車いすの方の利用でも地下の診療所に降りることができます。
エレベーターの使用も含めて、より診療所が利用しやすいよう環境整備等を求めました。

私も娘が小さい頃(4歳頃)この診療所で受診したことがありまして、、、当時、夫が仕事で不在。
上の娘が高熱で、上の娘はおんぶで、下の娘(0歳)を抱っこ紐で抱っこして、急な階段を恐る恐る降りて診療所に向かったことを記憶しています。

ハード面で課題が山積の診療所ですが、地域の命を守る大切な診療所です。
今後も我々自民党は医師会の先生のご意見を伺いながら改善策を求めてまいります。